謎美と岳の一問一答

1.世界はあなたを呼びかける

▲1.トラブルは目的があって起こる?ートラブルの意味▲
岳......生きていると様々なトラブルが起こってきますよね。
トラブルとは何でしょう、どうして起こってくるのでしょうね?謎美さんの質問から、それを探ってみましょう。
謎美……私は、最近アパートに入居いたしました。
そこで数々のトラブルに見舞われて困っています。
例えば、トイレの水漏れ、洗濯機排水口の水漏れ、水道水の塩素がきつ過ぎて肌がピリピリする、電話のさしこみ口がない、などです。
これは一見、私の意志で起きているわけではないはずですよね。
 岳さんは「未知の自分が起こしていると考えてはどうか?」と言って下さいましたが、それはどういう意味なのですか?自覚していない自分が起こしている、ということなのでしょうか?どういうつながりで、そのようにトラブルを起こすことができるのですか?
 最初に起こったトラブルのメッセージを受け取らないと、次々と気づくまで問題を起こし続けて行く人は誰ですか?
岳……謎美さん、質問をありがとう。
アパートのトラブル、大変ですね。
 ボクは、トラブルがおこってきたときには、それを排除したい自分があるのを認めた上で、トラブルは、目的があっておこっているのではないかと見立てます。
 日常の自分に対して、自分よりも大きな自分が、トラブルという何かを課題として与えて、何かを学ばせようとしているのではないかと反対側から考えてみるんです。
・・・・・
 つまり、大きな自分が、小さな自分である私へ、何かを学ばせようとしてトラブルを起こしているのではないか。その何かを学ぶ為に小さな自分は、試行錯誤せざるをえない。最初は相手を変えようとするが、それが有効でないことを知り、最終的には自分を変える必要が生じる。と、こういう方程式です。
・・・・・
 こういう世界の見立て方になじんでみると、人はトラブルに見舞われた時、だいたい被害者の立場に最初になるけれど、、そこでも学ぶことさえ学べば、被害者から降りることができるようになる所へ導かれて行きます。
世界への見方がかわり、受け身的な生き方から、自分の立ち位置を自発的に移動する生き方に変化していけるようになります。
 トラブルを排除してしまいたい気持ちは、ボクにもまだまだあります。しかし、排除してもまた、同じトラブルは起こってくるのを体験的に知ると、トラブルに逆らうことは止め、トラブルと共存し学び活かしていく。そうなるとトラブルは、去っています。
安定と不安定、既知と未知、混乱と平穏、それのどちらかに囚われないで行ったり来たりすること、ここにこそ、持続可能な本当の平穏があるのかもしれません。
▲ ▲ ▲ ▲ ▲ ▲ ▲ ▲

2.新しく生きるとは、知らないことを知ること

▲2.「既知と未知」▲

 


謎美・・・ 岳さん、よろしくお願いします。岳・・・ はい、こちらこそよろしくおねがいします。
謎美・・・ 岳さんは、世界を既知と未知に分けて説明しますが、未知とは、身体症状、問題、葛藤、夜に見る夢など、具体的に自覚できるものを指すのですか?

岳・・・既知とは、知っているこちら側の世界です。未知とは、知っているこちら側の世界の向こう側にある知らない世界です。自分で起こしているのではないのに、起こって来る何かを通してその存在を知りますね、それが意識に、(身体)症状、問題、葛藤、夜にみる夢etc,,という回路を通して、近づいてくるのですね。
つまり、人は、既知と未知とを行ったり来たりして、変化していく存在です。知っている世界では、安定しますが、そこにずっといつづけると退屈しますよね。ですから、新鮮に生きていくには、行ったり来たりすることを薦めます。
謎美・・・ どうやって行ったり来たりできるのですか?
岳・・・ 今、生きている既知を大切にすることが最初ですね。一生懸命生きている自分を肯定してあげること。そうすると、どんな未知が自分に近づこうとしているかが、見えてきます。そうしたら、それをよく見て、聞いてみることです。それが、今の自分にとって時期が来ていることなら、向こうに一歩二歩行ってみたら良いのですね。そこから引き返しても良いし、そこにとどまってもよい。さらに進んでもよいのです。そうやって行ったり来たりしたら良いのですよ。

未知も自覚に近いすぐそこに見えるものから、向こうにあってよく見えない遠いものと、グラデーションがあるということでもあります。知る準備のできたことを知っていくわけですよね、当たり前のコトですが。
人は、世界を必要以上に難しくしてしまいがちです。本当は、未知が近づいて来ているのに、知らないふりをし、それを否定し、隠し、忘れてしまいます。そして、既知の仲でぐるぐる周りつづけてしまうんですね。
そうしないで、 目を醒まして、既知と未知を見てみる。魅力的なら、既知と未知とを行ったり来たりしてみる。
生きるってことは、その位シンプルなもので良いのではないでしょうか。